




「トートーメー(位牌)の歴史~タブーはなぜ生まれた」
6月6日(金)八汐荘において、沖縄県退職者連合主催で「ジェンダー講演会」が多
くの参加者のもと開催されました。
初めに、7月の参議院選に出馬予定の、「タカラさちか」さんより来賓あいさつがあ
り、タカラさんのスローガンであるの「生きる」をスローガンに沖縄の声を日本の政
治の場に届けていきたいと強い決意での挨拶がありました。
引き続き、沖縄退職者連合波平会長より戦後80年、悲惨な沖縄戦から再び沖縄を戦
場にさせてはならない。今日の講演会も全く沖縄戦とは無関係ではないと思う。今後
も平和運動への思いをお互いに確認して頑張っていきたいと挨拶がありました。
本日の講演会の「トートーメー(位牌)の歴史~タブーはなぜ生まれた」のタイトル
で講師宮城晴美氏より、トートーメー(位牌)の歴史に始まり、身分制度確立により
門中制度ができる。
門中制度の導入により「家」を重視した男系血族継承が生まれ、そのため女性たちは
「家」制度により虐げられてきた。
特に、沖縄戦においては、「家」制度にこだわりの結末が集団自決につながり、家族
を「守る」ために妻子、母、姉妹に手にかけるなど多くの女性・子供が犠牲になりま
した。
敗戦後、1957年に沖縄に新民法が施工され娘も財産が継げるようになるが、娘が
トートーメー(位牌)を承継すると祟りがあると言われ、男系血統による「家」制度
により女性が位牌を承継することはまだまだ難しかった。
最後に、現在でも、沖縄独自文化で女性が財産や位牌を承継することで祟りがあるな
どと言われるが、「祟り思想」が何故生まれたかを理解し、「「祟り・位牌継承のタ
ブー」ではなく家族・親戚での話し合いが大事である、
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